弱っていたオス猫を7回目で捕獲、歯の全摘手術を終えて18日経過しました。
今年に入り、口内の具合が悪く(歯槽膿漏悪化、口内炎、腫瘍があるのか不明)ご飯を食べるのが困難になっていたオス猫(愛称たまりん)〖推定9歳~10歳〗を、3週間かけてやっと捕獲(その間、6回は空振り)し、都内のC動物病院に搬送、地域猫活動に大変理解のあるY院長先生に診ていただいたところ、歯の状況は想定以上酷く、「こんな酷い状況だったら本人さぞ痛かったろう。歯を全摘手術するしか手がない。」ということで、2月14日に歯の全摘手術を受けさせました。
2/14夜に捕獲成功までの3週間、6回は失敗、「もぅ、だめかも…….。」と諦めていたとき、C動物病院の看護師さんが、「明後日もその次の日もこちらが他の予約が無ければ予約を入れておきますから、当日キャンセルでも構いませんから捕獲を試みつづけてはいかがでしょうか。」と提案してくれました。気を取り直して翌日、食事中のたまりんの傍らで、❛一瞬❜を捉え、洗濯ネットで保護することができました。
術後Y院長先生は、術後のたまりんについては、「本人がストレスでご飯も食べれない程屋内を嫌がったりすれば外に戻すしかないが、できれば、屋内で過ごせる環境が望ましい。」と説明され、術後は、団体のシェルターで本人の様子を見つつ、今後のことを決めることにしました。そうした経緯の中、今日の投稿は、たまりん捕獲から手術、その後、18日間の経緯です。
C動物病院のY院長と動物看護士さんの連携、刻々と状況が変わる地域猫活動への理解と対応ー、C動物病院はY先生が神業!素晴らしいのは言わずもがな、更に感心するのはスタッフの皆さんとの情報共有、チームワークが行き届いていることです。超多忙な医師の判断を的確に伝えてくれるスタッフさんの一言、とても大きいです。こちらの立場に立った一言で、私たち現場の人間がどんなに救われているか…..感謝!です。C動物病院の皆さま、ありがとうございます!
手術直後数日間は、サークルで過ごしました。
ご飯は食べず、うんちもしないので心配していました。(おしっこはしていました。)が、3日後、ご飯を食べ始め、1週間後やっと排泄できました。
手術10日後
サークルからシェルターの背の高いゲージにお引越しし、最上階で過ごす、たまりん君。近寄ると威嚇しますが、ご飯もしっかり食べ、鳴くこともなく大人しくしています。むしろ、外の過酷な生活から解放され、ほっ!とした表情にも見えます。写真が無いのでお伝え出来ませんが、捕獲時はよだれで顔まわりは汚れ、毛皮もぼさぼさ、散歩途中の方から「坂の下に酷い状態の病気の猫がうずくまっているんですが。。。」と言われ、それがたまりんでした。
外見はそのような様子でも、彼の生き抜こうとする力は逞しく、ほぼ、毎日、ご飯の時間には姿を現し、食べるのが辛そうで時間はかかりましたが、大食漢で量は他の子の2倍、そこが彼の凄いところでした。わたしたちは、「何とかしてあげたい!」と思っていたので、7回目でやっと捕まえることができ、手術を受けさせることができて本当に良かったです。
日数経過とともに、ボロボロの状態から少しずつ昔の面影を取り戻して来ました。とは言っても、顔を近づけるとシャーーーーッ!と威嚇されますが….。
たまりんの縄張りを振り返ると…..。
たまりんが団体管理区に初めて姿を現したのは2014年~2015年と記憶します。その後、数年間、しばらくは姿を消し、その間、数年間、M恵さんのご自宅周辺に住み着いていた時期がありました。その頃の写真を、M恵さんが送ってくれました。2017年春ごろの写真とのこと、たまりん、若いです! (●ↀωↀ●)✧ たまりんの名付け親はわたしだったのですが。ふっくらとまんまる、日本画にでてきそうな子だったので、たまりん と名付けたと記憶しています。私が知っている限り、たまりんの縄張りは広い方です。
妙典Cat Fellow Netは、地域猫活動を〖Animal Welfare 動物福祉〗の観点から、常に考えて活動していきます!
今回、たまりん君のケースも、体調悪化⇒捕獲し病院へ搬送⇒術後経過観察というプロセスの中で、 〖Animal Welfare 動物福祉〗 からの観点を大切にしています。
〖Sdgs Animal Welfare 動物福祉 One Welfare〗 についての投稿はコチラの投稿からご覧ください。
支援金のお礼
M恵さんから、捕獲の失敗が続く中、大きめの捕獲器を貸してくれたり、手術入院費に使って欲しい!と支援金をいただきました。
M恵さん、いつも本当にありがとうございます。
サポートとご支援についてはこちらから(●ↀωↀ●)✧(=✧ω✧=)(*ΦωΦ*)✲゚。.☆.。₀:*゚✲゚*:₀。+(●ↀωↀ●)✧