毎年多くの猫が、飼う人がいないという理由だけで保健所で殺処分されています。そのうちの大半は子猫です。そのような不幸な猫を少しでも滅らせるような取り組みがTNR活動です。
T.N.R運動とは
T:トラッブ 捕獲器(人道的な)で野良猫を捕獲すること
N:不妊手術 ニュータ一不妊手術(オスは去勢 メスは避妊手術)
R:リターン 元の生活場所に戻してやること(リリースと言われることもある)
飼い主のいない処分されてしまう不幸な猫たちがこれ以上増えないという目的で行われる活動です。地域猫活動においてT.N.Rは欠くことのできない要素になっており、獣医も推奨しています。
【地域猫】という概念は ①T.N.Rを実施している人たち、団体 ②行政、③地域住民が一体となって、地域での情報交換や活動など様々な合意の上で、猫を外で飼い管理していくという考え方であり、猫の数をコントロールするために人道的なT.N.R活動が行われるということは非常に有意義な先鋭的な地域活動の一つといえるでしょう。
「妙典キャットフェローネット」では、2016年に市川市に地域猫団体認可されてから約3年間で、50匹以上の猫のTNRを実施しました。市川市環境部環境保全課に管理下の猫を報告し(猫は縄張りを変えるので随時更新)、個体をナンバリングし、それぞれの健康状態や縄張りの変化の経過観察を行っております。(残念ながら交通事故で亡くなった猫や術後、行方不明になった猫もおります。また、捕獲予定の雌猫がなかなか捕まらず、その間によその縄張りから雌猫を求めてやってきた雄猫に妊娠させられてしまうという堂々巡りの状態であることも事実です。)
私たちの団体管理下の猫でTNRを終えた猫たちの画像は↓からご覧いただけます。(写真の猫たちが全てではありません。通常、団体メンバーによるパトロールは夜(猫が夜行性であるため)なので、写真撮影できるタイミングはかなり限定されます)
https://ichikawa-cat.com/?post_type=tnrcats
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写真撮影 一番上 Cathy 木登り母子(豪と黒母)
二枚目以降 田中麻美さん