モックを偲び、Bさんから、投稿文と写真が届きました。

雨空が続いています。皆さん、如何お過ごしですか。

一カ月半ほど前になるのですが、皆さんに愛された地域猫の一匹、モック(雄 推定10歳位)が虹の橋を渡りました。看取ってくださったのは、個人で地域猫活動をされているBさんです。Bさんは、このホームページで何度か登場されているM恵さんとともに、個人で地域猫活動をしていらっしゃる方です。みるみる体調が急変した地域猫モック君を今年3月27日にご自宅で看取ってくれました。Bさんは、モックへの哀悼のお気持ちとともに、地域猫活動を通して、〖地域猫と関わる全ての人間の責任〗についてメッセージを送ってくれました。(モックの遺影2枚 Bさん撮影)

◇Bさんから届いた手紙

モックへ

ある日突然貴方が現れてから5年弱の短い間だったけど、貴方からたくさんの事を学びました。仲間への貴方の真っ直ぐで純粋な思いやりや気配りー、思い返せば頭が下がります。猫同士の喧嘩や揉め事があると、皆が逃げるのと逆行して必ず現場に飛んで行って様子を見ていたモックー。天国でもきっと先に逝った仲間たちと仲良く過ごしていることでしょう。貴方の旅立ちを見送らせてもらったことに感謝しています。居なくなって寂しいけど頑張るよ。本当にありがとう。

☆☆☆河川敷を訪れる皆様へのお願い☆☆☆

1.ちゅ〜る等オヤツやフードは与えないで下さい。
猫達には、決まった時間に、栄養面を考えた食事を与えています。各猫の食欲をみて健康状態を観察しています。オヤツを与えられる事により食事が疎かになり、その食欲不振がオヤツの食べ過ぎなのか体調不良なのか判断が難しくなります。結果、取り返しのつかないケースに発展する事もあります。

2.路上などにドライフードのばら撒きはやめてください。
 1.と同様に、健康管理が出来なくなると共に、地域住民の方々や河川敷管理関係者から苦情が出ています。猫達の為に良かれと思ってした行為が結果的に猫たちの存在そのものに非難が向いてしまう仇(あだ)となっております。

3.撫でたり遊んだり人馴れさせないで下さい。猫との距離をとり、見守るだけにしてください。(人馴れさせる事によって、持ち去り&虐待の危険性が格段に高くなります。

以上3点、河川敷の猫達のことを思ってくださるのなら、活動支援金のサポート、猫餌の寄附、また出来る範囲で結構ですので、我々の活動をお手伝いくださるサポーターとしてご協力ください。

◇地域猫が原因不明で命を落とす要因について現場に携わる私たちの見解です。

私たちは、これまで、地域猫たちが、事故、怪我、病気、様々な要因で命を落とす現場に関わってきました。その中で、原因不明で命を落とすケースも複数件ありました。今回、モックが命を落としたケースは、Bさんがおっしゃるとおり、様々な複合的な要因か絡んでいると判断しています。

妙典河川敷という環境で暮らす地域猫たちの生態はある意味特殊です。モックの縄張りでお世話をしていたのは、Bさん、M恵さんで、「一番人慣れしていたモックを、ただ可愛い可愛いとチュールやおやつをあげる人々がいて、満腹にさせて、本来決まったご飯の時間に栄養のバランスの良いご飯が食べられなかったこと」「餌やり禁止の張り紙をしてもなかなか理解を得られないこと」などと話されておりますが、私たちがお世話する猫たちについても同様の事象が起こっております。

 ご自分の都合で地域猫に餌を与えるのであれば、生涯その子の面倒を見る覚悟で関わっていただきたい。自己満足で餌だけ与えないでいただきたい。他人事ではなく、市民の一員として、自分ごととして関わっていただきたいー。これが、私たちの願いなのですが、行動していただける方は極めて少数派です。残念ながらー。

モックの死はとても悲しいけれども、いろいろ考えさせられました。

モックの生き抜いた猫生に合掌ー。宙組の猫たちに会ったらよろしくね。(●ↀωↀ●)✧(=✧ω✧=)(*ΦωΦ*)✲゚。.☆.。₀:*゚✲゚*:₀。+

市川市地域猫活動の取り組みはコチラから 地域猫活動 | 市川市公式Webサイト (ichikawa.lg.jp)

環境省 動物福祉 の概念はコチラから http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2708a/pdf/full.pdf

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