SDGs(持続可能な開発目標)と「地域猫活動」について。 

地域の皆様、サポーターの皆様、このHPの読者の皆様、こんばんは! 10連休もそろそろ終盤……。2016年6月6日に団体設立後、まもなくまる3年経過ー、早いものです。

皆さん、SDGsって聞いたことあると思いますが、自分事として考えたことありますか?

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。(2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。

持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます(日本の取組(PDF)

でも、なんだか、とっても難しいですね。なかなか自分の日常に引き寄せて考えられませんよね?…..。*:.。. (ノ´ω`・。)・*:.。.今回は、SDGsと「地域猫活動」について少し考えて見ました。

外務省の説明は難しすぎるので、もっとわかり易く端的に言うと、SDGsとは、Sustainable Development Goals(=持続可能な開発目標)=「2030年にあるべき世界の姿」 のことです!先に、2030年にあるべき未来の世界の想像図を詳細に描いてしまって、それをあと11〜2年で実現するのにどうしたら良いかを逆算して考えるってことのようです。その「未来の姿」が17の分野に分かれていて、アイコン化され、17の分野それぞれにまた細分化したテーマがそれぞれ10個くらいあるわけです。

では、SDGsの目標に照らし合わせると、「地域猫活動」は17の目標のどれをゴールにしているか考えてみました。

私たちの活動は、11-3 11-7、そして、17-17に該当することになると考えました!

「住み続けられるまちづくり」「パートナーシップ」からのアプローチで、目指すところの目標に向かっていく。

この3年間、私たちの団体は、約50匹の猫のTNRを実施して来ました。もし、そのまま放置したら、江戸川沿いに棲息する猫の頭数がどんなだったか? 50匹の内20数匹は♀(雌)猫だったので、↓の表で行けば、すさまじい頭数になっていたはずです!

そして地域の皆様の被害や、処分されていったであろう猫たちのことを想像するだけで恐ろしくなります。この3年間の活動は、決して無駄ではなかった!と自負しております。

環境省パンフレット「もっと飼いたい?」から画像引用↑

 この3年間、行政の担当の方と風通しの良い、細やかな情報共有と連携、信頼できる医師との出会い、船宿の女将さんとスタッフの方々との情報共有と助け合い、サポーターの皆様との情報共有、地域住民の皆様のご理解、ご協力、暖かく見守っていただいてきたことには感謝の気持ちで一杯で、まさに地域猫たちをKeywordに住み続けられるまちづくり」を目指して, 地域住民の皆様と、サポーターの皆様と、どうぶつ病院の医師&スタッフの皆様と…..「パートナーシップ」を構築する努力をしてきたといえるでしょう。まだまだ、課題盛り沢山、目指すvisionは遥か遠くではありますが。

あと11年後の2030年に、私たちの地域猫管理区はどうなっているのでしょうか…..。

11.7にもあるように、地域猫をKeywordに性別・年代・国籍を超え、健常者もしょうがいを持つ方々にとっても安全で住みやすい地域、人間と地域猫が共存している環境を思い描きつつ、また、行政/民間/教育機関の垣根を越えて、「地域猫活動」への理解が深まっている近未来をポジティブに思い描き、現況下、「地域猫活動」に賛同しておられない方々への啓発も引き続き、地道に行っていきたいと再認識いたしました。

現況としては、実践的な最初の一歩を踏み出してくださるサポーターの方の人手が不足している状況です。「地域猫活動」に関心のある皆様、ご連絡お待ちしておりますー。令和の時代は、「地域猫活動」を他人事ではなく、「自分事」と捉えてみませんか?

11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
11.7 2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。
17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

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